よくある質問Q&A

【社会保険編】

Q1.社会保険の概要について教えて下さい。

A1.社会保険とは、広義では医療保険、年金保険、労働保険を合わせたものを言いますが、狭義では医療保険制度である健康保険と年金制度である厚生年金保険を指します。

Q2.社会保険の目的は何ですか?

A2.

①健康保険

被保険者の業務外の事由による疾病、負傷、死亡、出産に関して保険給付を行い、併せてその被扶養者の疾病、負傷、死亡、出産に関して保険給付を行うことを目的としています。業務上の場合には、労災保険からの給付となります。


②介護保険

被保険者が加齢により心身に変化を来たし、介護が必要になったとき、被保険者が本人の能力に応じた自立した日常生活をできるように、入浴、排泄、食事等の介護サービス、その他機能訓練、看護、医療等のサービスを社会保険制度を利用して国民全体で行うことを目的としています。


③厚生年金保険

被保険者の老後の生活保障を目的とした「老齢年金の給付」が中心ですが、併せて病気やケガによる「障害年金」、被保険者が死亡したとき等に支給される「遺族年金」の給付を行うことにより、被保険者と家族の生活の安定を保障することを目的としています。

Q3.社会保険には必ず加入しなければならないのですか?

A3.必ず加入しなければならない事業所(強制適用事業所)は次の事業所です。

①法人の事業所は、事業の種類を問わず、1人でも従業員がいれば強制適用(強制的に加入)になります。この場合、社長も役員も強制加入になります。

②個人の事業所の場合には、一定の業種の事業所で、5人以上の労働者いる場合に強制加入となります。

 

《任意適用事業所》

強制適用事業所以外の事業所が任意適用事業所になります。つまり、個人の事業所で、かつ一定の業種の事業所で従業員が4人以下の場合が任意適用事業所になります。

また、個人事業でも一定の業種から除かれた業種(理容・美容・旅館・飲食店・クリーニング店等のサービス業、農林水産業、弁護士・税理士・社会保険労務士等の士業等)は従業員が何人いても任意加入となります。